都市野営読本

オッサン中退ジジイ見習い

水が流れ、わたしたちは子どもとして産まれ直した

かつて何人かで廃屋を借りていた。
家賃1人当たり月5百円。
手入れを終えたとき、外観は変わらずとも家の産声を確かに聴いた。
そうして、水を引きに山中へ。
蛇口をひねり水が出たとき、明らかな歓声が――。

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雨の日は昔のことも思い出す。
およそ10人で借りた廃屋。
風を通したとき、家が息づいてくるのが分かった。
神奈川・藤野駅から、しばし山中をめざしたところにあったと思い出せる。
バブル期、通勤圏にもなってしまったのではないか。

 

斡旋してくれた友人の友人は早世した。
当時から芸術村のようになっており、彼は、「村の連中は、芸術さんとか呼んでいる」と笑っていたことを思い出す。
彼自身、陶芸家として活躍し始めており、文字通りの芸術さんだったのだが^^。

 

大雨の日、今でも、山から水を引く暮らしは、「点検作業で大変だよな」と想うときが――。